2017年11月07日

西日本ツアー 1

3年ぶりに更新するblog。。何故急に書く気になったのか、忙しくもあり、疲れてもいる。それに書かなくなった理由はfacebbokもあり、twiiterもある世の中でblogなどだれに必要とされているのか。しかしこの誰に向けてかいているのか、まったくわからない文章。そのコンセプトが面白いと思った。なので思いつくままに書いてみようとそう思ったのかもしれない。西日本ツアーが無事終わり、新幹線で名古屋、神戸、岡山、博多と回り、最後は田川経由、で小倉から新幹線で帰ってきた。今時九州から電車で変える人がいるのだろうかと、色々不安になったが、小倉の駅で購入した『歴史人』を読破する頃には東京に着いていた。去年、何を思ったのか青春18切符で和歌山から各駅停車で帰っときに比べれば、格段に快適な旅ではあった。静岡のどこかしらない街で、途中下車し、海を観に行こうと思ったのだが、あいにく出口が海とは反対方向で、海に向かうトンネルまで1キロもあったので、荷物を抱えて海を見るのは無理だと諦めた事を思い出した。駅の出口の反対側は200メートルくらいで東名高速を挟んで海だというのに。。
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2014年08月22日

2014年 6月 レコード備忘録

8月も終わろうとしているのに、6月のレコード備忘録をやっとアップ。あまりにも時間が経過していたので、結局レビューのために聞き直しました。思えばこの月はW杯があったんだなと、プレミアももう開幕し、CLもプレーオフが始まってる。サッカー選手は大変だなと。しかし、ナポリはプレーオフの相手がビルバオとは。。
キツいですね。

Federico Durand / El Idioma De Las Luciernagas
Sylvain Chauveau & Stephan Mathieu / Palimpsest
Laraaji / Essence - Universe
oliva block / Karren
Mark Banning / journey to the Light
Taylor Deupree / Lost & Compiled
1970's ALGERIAN FOLK AND POP / VA
lawrence english / studies for stradbroke
Hisato Higuchi / Otomeyama Bottoms
Interior / Interior
Laraaji / Celestial Music 1978 - 2011 (Music Of The Spheres)
Richard Crandell & Masumi Timson / Pacific Bridge
Sun Ra / A Fireside Chat with Lucifer .
Ray Lynch / No blue thing
Sean McCann / Chances Are Staying
moskitoo / mitosis
The Necks / Sex
Gershon Kingsley / Music To Moog By
Fred Miller / Sounds Of Love... A to Zzzz
Hakobune / Tonight is why
christina carter / original darkness
Aztec Camera / High Land Hard Rain
Mimir / Mimir
Sun Araw / Belomancie
Napolian / Incursio
Tony Conrad / Slapping Pythagoras

Federico Durand / El Idioma De Las Luciernagas
2013年発売。Desire Path Recordingsからのリリース。この時期のフェデリコ・デューランドはアタック音のある生楽器とフィールドレコーディングをメインとしていた事が伺える1枚。デビュー盤でのストレートなメロディアスさは薄れてはいるけれども、アコースティツク・ギターや、チターの響きがリアルに伝わってくる。時折流れるドローンなどを挟みながら、聞き飽きる事が内容に構成されている力量はさすが。音楽の持つ雰囲気とアーティスト個人のパーソナリティは当然一致しない事も多いけれども、来日時に一緒に過ごしたフェデリコ・デューランドはまさにこの音楽のように優しい人だった。虫も殺せない少年がそのまま大人になったような。高円寺のレコード屋回りでは沖縄音楽を探しまわり、ブエノスアイレスにある移民のコミニティの話を熱っほく語ってくれた。二人で駅前の沖縄居酒屋でアルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナのキーホルダーが沢山飾ってあるのを見つけたときには奇跡を感じたものだ。

Sylvain Chauveau & Stephan Mathieu / Palimpsest
2012年発売。Stephan Mathieu自身のレーベルSchwebungからのリリース。クレジットで確認できるように、Sylvain Chauveauは実は歌っているだけなのかもしれない。バックの音楽はStephan Mathieuの音楽そのもので、Sylvain Chauveauの影を発見する事は出来ない。歌があるためか、Stephan Mathieuのドローンはソロ作より、少しだけ控えめのようだけれども、歌というドローンの上で変化のない一定の音が載っているので逆にバックのドローンの音色がソロ作よりも多彩であるのが興味深い。


Laraaji / Essence - Universe
1987年作。再発盤。EssenceとUniverseという2曲が収録されていて、どちらも30分近くある。Essenceの方がチターのアタック音が明瞭で、Universeの方がドローン、リバーブに全てが溶け込んでしまったかのような雰囲気。もしかしたらミックス違いの同じ録音なのかもしれない。どのような手法で、このような持続音を作ったのか興味深くもあり、少し調べてみたけれども事実はわからない。Laraajiの演奏写真からカスタマイズしたチターを縦に持ってヴァイオリンの弓で弾いている様子がわかるので、この奏法でバックのドローンを演奏し、さらにアタックのあるメロディはその上に多重録音したのではないかと思った。近年のLaraajiのアルバムは全てセルフリリースで、設立した協会内で配っているのだろうか。彼の笑いのヨガというキーワードなど、このアルバムの内容にましてどのような人物なのかが気になってしまう。音楽活動をする前はニューヨークでコメディアンと俳優を志していたという逸話も残っている。改めてUniverseを聞いてみると、ヨガなどに最適という触れ込みもあるのだが、意外なほどに精神的に没入する事が出来なかった。フィル・ニブロックや、ELEHの長時間のドローンと比べてしまうと自己への沈滞経験という意味ではもの足りないものがあるのは事実で、ヨガの時に聞くならばフィル・ニブロックをおすすめしたい。しかしながら、初期アンビエント、ニューエイジ、実験音楽的なドローンの違いを考察する上では外せない名盤である事は間違いない。

oliva block / Karren
2013年発売。Sedimentalからのリリース。oliva blockはシカゴの作曲家で、インスタレーション等も手がける人物。6月に聞いた中ではベストと言える内容。A面のForamen Magnumはオーケストレーションとフィールドレコーディング、ノイズ、不協和音のドローンなどが高次元に、融合しており、時間軸にそって緻密に計算された音はエレクトロ・アコースティックの伝統にそいつつも、大胆さと控えめの使い分けのセンスが独創的。B面のOpening Nightはオーケストレーションを加工したドローン。これまた不協和音をフンダンに盛り込んだ曲。コラボなども含めると9作ほどリリースされているので、他の作品も聞いてみたい。

Mark Banning / journey to the Light
2014年発売。Students Of Decayから、オリジナルは84年の再発盤。先月紹介した『I Am The Center』にも収録されているMark Banningというアーティスト。一聴してすぐに気付くのは、現状のアンビエントとの親和性の高さである。ラップトップエレクトロニカからの逸脱とイーノとの再会という形で流れてきた00年代のアンビエントの10年代的展開は、アナログの復権と自然回帰という方向性に流れ、80年代ニューエイジの再発見という流れから発掘されたアーティストだと思う。時に時代性ゆえか、演奏において楽器の弾き過ぎと思われるとかもあるが、素晴らしい出来映え。

Taylor Deupree / Lost & Compiled
未発表曲とライブ音源などを1枚にコンパイルしたアルバム。2014年発売。テイラーサウンドの核のようなものと近年の流れがスっと入ってくるようで嬉しい一枚。個人的には1曲目の『July 032013』が秀逸で、ギターのリズムの解釈がかつてクリックカッツのようなグリットでミニマルな感じが新鮮。テイラー・デュプリーの本質はストイックなミニマリストだと思うのだが、この曲で名盤『 Stil.』を思い出した。改めて、テイラー・デュプリーの他のアルバムをを聞き直してみると、『Northern』が一つの到達点で、『Northern』以前、以後で分かれるののかもしないという事に気付いた。

1970's ALGERIAN FOLK AND POP / VA
2014年発売のSublime Frequenciesからのリリース。1970年代のアルジェリアの音源を集めた1枚。迂闊にもアルゼンチンの70年代のポップ集と間違えてしまって購入。アルゼンチンが何故こんなにフレンチポップなんだとうと思ってジャケを見なおしたら、アルジェリアンと書いてあり、驚愕。。ジャケ買いの外し方も色々あるが、こんな外し方は始めてだ。内容の方は改めて落ち着いたら聞き直そう。

lawrence english / studies for stradbroke
2008年にリリースされていたものの再発盤。ローレンス・イングリッシュのストイックな側面が遺憾なく発揮されている。石の音や風の音、自然の中でもマイナーな所に目をつけるセンスはさすがだと思う。しかし、聴くのには修行僧なみの精神力が必要。

Hisato Higuchi / Otomeyama Bottoms
2013年発売。Otomeyamaとは、新宿区にあるおとめ山公園の事なのだろうか。初期に比べると、ノイズやインストの曲は減ってクリーントーンのエレキギターと歌というシンプルなものになっているが、Zokunarumono のようにインストものも収録されている。独特のブルース感というべき世界は健在であるのだが、時にパラダイスを描いているような、それも隠れキリシタンが憧れたパライソのような、西欧が土着して日本化したようなものを感じる。

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2014年08月10日

神戸・姫路城

ロー・ボルジェス

神戸の街に着いた時、車中で流れていたのはロー・ボルジェスだった。街は花火大会らしく、小雨の中でも浴衣姿で溢れていて、しかしロー・ボルジェスはミナスジェライス州出身で、あのミネイロンの惨劇のベロオリゾンテの人だった事も思い出した。ブラジル音楽にはほとんど馴染めなかったのだけど、ミナス系だけは好きだったので、今度のw杯でもミナスジェライス州が会場に含まれている事に興奮したものだったが、あのような事になるとは誰が想像できただろう。涙にくれるブラジル人の映像を観るのがつらくなり、ツィツターをチェックしていると、ドイツ人達が喜んでいる!世界中では惨劇と呼ばれているが、ドイツ人にとってはベルオリゾンチの歓喜といっただろう。なんとステファン・マシュー先生も喜びのツィートをしていた!

50年サッカーに接しているが、私が見た中で最も衝撃的で驚異的な試合だった。
                            ゲーリー・リネカー

i am a cat

フェデリコ・デューランドが日本に着ていた時、彼に日本文学で一番好きな本は何かと聞いたときの答えがこれである。i am a cat ? 何のことだろうと思ったが、Sousekiと彼は続けて言ってくれたのですぐに『吾輩は猫である』の事だとわかった。ラップトップメインでのライブは久しぶりで、このところギタードローンでの演奏が多かったのでだが、神戸に来る二日目にライブの準備をしていたところ、突然安西先生に跪く三井君のごとく、ラップトップでライブがしたいです的に開眼、ヘヴィで、重厚で、神聖なドローンを演奏する事となった。先生がキーワードであったので、夏目漱石の『こころ』から、連想しフェデリコの事も思い出しながら、私はこの曲を『i am a cat』と名付けた。このところ、ライブの日は何故だが雨の日が多い、この日も雨だったが、会場のspace eauuuのロゴからして、雨粒が涙になっているデザインであるくらいなので、雨の日の湿気が会場に充満している方が気持ちがよいとさえ言えそうだと思いながら、花火の炸裂音の中『i am a cat』を演奏した。

姫路城

吹田のサービスエリアで撮った羽柴秀吉の写真がインスタグラムで”いいね”が付かないという状況からして不穏な空気が満載であったのだが、果たして姫路城とはいかなるものか、ライブ帰りの物見遊山。聞き慣れない熊蝉の大合唱で目が覚める、昨晩の神戸のライブのあと、疲労困憊の中、JR山陽本線で加古川のSpeelland君の家まで一晩の宿を借りに着ていただった。ここから姫路までは電車で10分ほど、途中には大河ドラマ『軍師官兵衛』で知った御着もある。御着の方にも城跡があるようだが、今回はスルー。姫路に着くと探すまでもなく、真正面に本丸が見える、調べたところ駅から2kmとの事である。近づくにつれその異様なまでの白さが目につく、真っ白な城とは、ここまで異様かつ威圧感のあるものか、総堀の中までくるとさらにはっきりと目に映るのだが、改修されたばかりの姫路城こと白鷺城は買ったばかりの池田良司のCDのジャケットのようであった。内堀の中まで入ると広場があり、お城祭りなる謎の祭りの最中で、仮説のステージがあるのだが、荒井由美の卒業写真のレゲエバージョンが爆音でかかっている。。この曲は嫌いではないが、これでは雰囲気もブチ壊しである。改めてこの荘厳な城には現代音楽か、アンビエントドローンが似つかわしいとかなり個人的ではあるが、そう思ってしまった。このお城をバックにした広場でアンビエントフェスなど出来たら素晴らしいことだろう。そんな事を考えながら、小雨の蒸し暑い中、ビールを我慢しつつ、本丸のある小高い山に向かう。西の丸の百間廊下、この防御施設も江戸時代からのものである異様な蒸し暑さで、当然ながら過ごしやすい快適さではなく、防御能力を優先しているのだなと実感した。残念ながら本丸の中はまだ改修中で入れないなかったのが、目の前にある石垣や城が400年前からここにあるだという事実こそが、異様なまでの感動を与えてくれるのだった。建築物というものも時代の必要性の中から生まれてくるものだろうけど、例えば六本木ヒルズが400年後に残っているのだろうか?などと思いつつ、お城祭りの屋台で志方牛のステーキとビールで姫路を後にした。
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2014年07月12日

ブラジルw杯雑感

暑い。台風が過ぎ次の日が暑くなるのは、梅雨前線が弱まり、高気圧が張り出してくるからというのは頭では理解できるのだが、まさかここまで暑くなるとは。さらに驚いたのは、昼飯を食べに高円寺の駅前に行ったらなんと、南口の商店街付近全体がただならぬ雰囲気で、みな外に出ている。火事かと思って人に尋ねたら。停電らしい。信号も止まっている。南口を通り過ぎて、北口にたどり着くと、こちらは停電ではないようで、通常通りである。このギャップが凄い、こんな事もあるのかと思ったが、頭の中はW杯の事を考えていた。スペインの惨敗、日本の守備崩壊などまるで遠い昔のような事にさせてくれた、ブラジルの惨劇。この敗戦はしかし、ネイマール、チアゴ・シウバの不在が決定的に大きいのだけど、監督の戦術ミスも大きかったのではないかと思った。ドイツの中盤3人対して、ブラジルはボランチ左サイドのマルセロのカヴァーでディフェンスラインに吸収されるので、中盤は結果1枚。これではいいようにやれてしまう。結果論だけど、ブラジルもラミレスを頭から使う3ボランチで望むべきだったか、もしくは3バックというのもありだったのかもしれないとは思った。もう一方のカードは結果的にあまり見所もないような感じなのだけど、走らないメッシに魅了された。オランダ対アルゼンチンの試合でも彼は当然走らない。彼に注目してみていたのだけど、延長戦前半でもまったく走らない彼を観ていて、歩き疲れてしまったのかと本当に心配し、走らないのではなくて、走れないのではないかと思っていたのだが、延長後半になって突如動き出したので驚いたし、このために体力を温存していたのかと驚愕もした、しかし味方の決定力が少し足りなかったようだ。毎度準決勝はそこまで面白くないものだが、今回は一生忘れないであろう準決勝2試合となった。既にフットボールの戦術を楽しむという観点ではチャンピオンズリーグの方が上で、w杯にかつてあったような魅力や魔力はなくなってしまったのだろうと思っていて、南アフリカw杯も対して面白いとも思わなかったのだけど、今回のw杯は面白い。何故だろうか。90年イタリアw杯から観るようになったのだけど、今までそのイタリア大会ほど面白いと思える大会には出会わなかったのだけど、今回はそれをしのぐかもしれない。となんとなく、思っていたらまさかの決勝はその大会と同じカードで、ドイツ対アルゼンチン。まさに歴史は繰り返すのである。当時12歳の自分はマラドーナを応援していたのだが、決勝であえなくドイツに敗退。その時以来w杯ではアルゼンチンを応援してきた。生きているうちにまたこのカードが観れるとは。オランダ対アルゼンチンのPK後、縁側で長生きしてw杯をもっと観たいと思った。これは本当にある意味戦争なんだと、自分探しの大会ではない。日本以外の選手が口々に歴史を作るといっている意味がよくわかった。恐らく歯を折りながらもプレーを続けるアルゼンチンのサパレタを観ていてチャンピンズリーグにはない、執念のフットボールなのだと、同じフットボールなのだけど、チャンピンズリーグとは別の角度から楽しまなければならないそう思った。決勝ではその戦術的に完成されたドイツとおよそモダンフットボールとは思えない、ある意味カテナチオ+メッシだけで生き延びてきたアルゼンチンの両極端の戦いであるし、先ほどから繰り返し書いているように、アルゼンチンに勝って欲しいと思っている。先制されると惨敗もありえるが、メッシの一撃から、1-0のまま逃げ切るという展開になれば勝機はあるのではないかと思う。
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2014年06月12日

レコード備忘録 5月

5月に新たに聞いたレコード、CDなどの備忘録。一口レビュー付き。(レビュー無しのものもあります)

Catherine Christer Hennix's Chora(s)san Time-Court Mirage / "Live at the Grimm Museum"
Emerald Web / The Stargate Tapes
Eric La Casa / Air.ratio
Alice Coltrane / Divine Songs
Anthony Braxton / Milford Graves / William Parker ‎– Beyond Quantum
john tilbury & oren ambarchi / The Just Reproach
Sky Ferreira / Night Time, My Time
Bruce Gilbert And BAW / Diluvial
Luis Pérez / Ipan In Xiktli Metzli
Can / Monster Movie
Sensations' Fix ‎/ Music Is Painting In The Air
Lovisoni / Messina / Prati Bagnati Del Monte Analogo
Satoshi Ashikawa / Still Way
ASUNA / "Aihara 1825, City Heim Kiri B-207"
V.A / I am the Center
Damon Albarn / Everyday Robots
Sigur Rós / Valtari
Jim O'Rourke / Remove The Need
Twin Sister / In Heaven
ゆらゆら帝国 / 空洞です
George Cromarty / Wind In The Heather
Hiroshi Yoshimura / Green
EARN / Hell on Earth
David Casper / Crystal Waves
Julianna Barwick / Nepenthe

Catherine Christer Hennix's Chora(s)san Time-Court Mirage / "Live at the Grimm Museum"
Important Recordsからのリリース。約50分のコーラスドローン。管楽器や、オルガンなどもコーラスのバックで使っているのかもしれない。恐らく生楽器、生演奏によるドローンという事で、電子系の多いドローン界隈では珍しいのではないか。内容はもう素晴らしいです。

Emerald Web / The Stargate Tapes
エメラスルズではなくエメラルドウェブ、70-80年代の米国初期ニューエイジとの事でこれは初期レア音減集との事、もっとアンビエント系かと思いきや、感触はクラウトロック周辺のもの。しかしシンセの音が尋常なく良かったけど、そこまで好みではなかった。

Eric La Casa / Air.ratio
エリック・ラ・カサの2000年〜2003年くらいの音源集。例によってフィールドレコーディングもの編集の妙でストーリーが絶妙に仕上がっている。言ってみればノイズなのだけど、建築物が発する空調の音からの素材のようで、聞き慣れた感じ、ある意味郷愁すら感じてしまうというところが、現代人の悲しいところなのだろうか。民族音楽を聞き、非日常を感じるのだけど、これは日常体験の確認というか、そういう面もあるなと、内容は素晴らしいです。

Alice Coltrane / Divine Songs
2007年に他界したAlice Coltraneの1987年の作品。何故かジョン・コルトレーンの妹と最近まで勘違いしていたのだけど、実際に妻でした。そういう訳でスピリチュアルジャズのイメージが強すぎた。しかし、このアルバムはまったく道のジャンルというか、凄すぎる。間違いなく5月の中で一番良かったアルバム。ネットで調べても情報がほとんどないのだけど、サイババ教団に入信した後のものなので、その筋でカセットで売られていたものなのかな。シンセ、ニューエイジ、ゴスペル、の要素を感じるのだけど、メロディが素晴らしいです。

Anthony Braxton / Milford Graves / William Parker ‎– Beyond Quantum
Milford Gravesのドラムが聞きたくて、購入。しかし、あまり印象に残らず。すいません。

john tilbury & oren ambarchi / The Just Reproach
AMMのjohn tilburyのoren ambarchiのcafe oto でのライブ音源。ノイズ系か、地味なコスリ系を期待していたのだけど、以外にも綺麗のアンビエント?に近い感触。john tilburyは割とコードを弾いていて、oren ambarchiがそれをサポートするような、そんな感じ。

Sky Ferreira / Night Time, My Time
ジャケットに敷かれて購。一応我慢して聞きました。あまり好きな雰囲気ではないのだけど、80年代へのリスペクトか、あこがれ、もしくは戦略を感じる。

Bruce Gilbert And BAW / Diluvial
Touchからの作品。とにかく素晴らしい作品という記憶がある。

Luis Pérez / Ipan In Xiktli Metzli
探求家、Luis Perezが81年に放った秘宝との事。謎のサイケデリアとしかいいようがない。

Can / Monster Movie
Canの1st。聞いたとあると思ってたのだけど、これまで聞いてなかった。。。実はCan の中で一番いいかも。

Sensations' Fix ‎/ Music Is Painting In The Air
RVNG Intよりの再発版。イタリアのプログレ。シンセとイタリアンテイストの混じったビル・フェイといった趣きもある。

Satoshi Ashikawa / Still Way
30歳で夭折した日本の環境音楽の先駆者の82年作。これは凄い傑作!!時折邦楽のテイストも感じる。

V.A / I am the Center
50年代プレ・ニューエイジから60年代創成期、80年代のゴールデンエラまでを包括的に網羅した初の本格的アンソロジーとの事。豪華ブックレットを含め内容かなりよいです。

David Casper / Crystal Waves
これもアメリカのニューエイジ作家の84年作。正直聞いて驚きました。現在のドローン/アンビエントにかなり通じるものがある。名作です。
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2014年06月03日

CL決勝

戦う前から勝負が決していた訳ではないが、膨大な予算の前には、ひれ伏すしかないのかと改めて思ってしまうような、CLの決勝ではあるが、それでも個人的には今シーズンで一番記憶に残るゲームだった。後半ロスタイムのセルヒオ・ラモスの同点ゴールが決まるまで、このまま0−1で終わるのは勘弁して欲しいなというのが正直な気持ちで、この朝の3時半からの決勝を万全の体調で観戦するために、こちらも二日前からコンディションを調整していたのだ。つまり金曜日の夜には、西麻布のオールナイトのイベントに行き、朝方寝てしまったが、家に着いたのは7時頃、そのまま昼の12時まで寝て、土曜の夜は23時に床に入るという念のいれようである。これは今シーズンCLを夜中の3時半に起きて観戦するものの、目が覚めず、試合内容がうまく把握できないというそういう事もあるので、決勝は万全の体調で、そう思っての事であるのだが、その決勝が0-1で、しかも後半は一方的な展開ではねぇ。。同点ゴール後、頭に去来した思いはドラマが観たくてフットボールを観ているのだと。延長戦の開始を待つ間、今日くらいはいいだろうと、朝方からまたビールを明ける、何せ1年に一回の決勝なのだから。フットボールでは、もちろん選手を観るのが面白いのだけど、監督の采配にも注目している。前半ビハインドの0-1で折り返した時、明らかに不調のケディラとを変えるのかと思っていたけど、アンチェロッテイさすがは名将というか、後半の15分は戦況を見守り、残り30分というところで、一気に2枚変えてきた。完全に結果論ではあるけれど、この交代が本当に効いた。攻撃の時は両サイドバックの方が中盤より高い位置に着くので2-1-4-3にも見えるような攻撃的な布陣でアトレティコを完全にボックス内に包囲していた。これを観て大阪夏の陣を思うのは戦国時代につかり過ぎなのだろうか、真田幸村的なディエゴ・コスタはもういない。アトレティコの延長戦は食料も矢も刀も気力もつきたようだ。ベイルの勝ち越しゴールの後のマルセロのゴールが特に印象深かったのだけど、城攻めで例えれば、中央の虎口を突破されたようなものだ。センターのラインをあそこまで簡単に突破されるアトレティコは観たくなかった。最後のロナウドのPKは落城している城の中で略奪しているような、そんな雰囲気ですらあった。3-1で良かったのではないかとか、勝ち方もあるよなぁと思った。
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2014年05月20日

buena

酒が呑みたかった。大久保のbuenaに向かう電車の中、今日のライブ演奏のことだけでなく、buenaへの行きすがらに通り過ぎる、赤ちょうちんの飲屋街を思っていた。いつもbuenaに行くときはbuenaで呑むという前提で向かうので、そのあたりの飲屋街に入った事はなかった。今日こそはどこかの飲み屋に入りたいものだ、そう思っていたのである。しかし何故そんなに呑みたい気分だったのだろう、やさぐれていた訳でもなくもしかしたら、8時から大河ドラマがリアルタイムで観れない事が、つまり来週の土曜日の再放送まで待たなければならない事に、少しばかり憂鬱になっていたのかもしれない。大久保駅を降りて,buenaに向かう途中、荒木村重の事考えていた、何故彼は信長に謀反を起こしたのだろう。歴史を知る今の目からは無謀で愚かにしかみえないが、しかしこれがその時の状況で彼が下した最前の決断なのだろう。確かに荒木村重が摂津で叛旗を翻したとき、毛利にはまだ力があり、宇喜田もまだ信長に付いておらず、本願寺も健在だった、この状況なら、たしかに勝機はあったように思えるし、少なくとも大阪の陣などの絶望的な状況よりはよっぽどましだろう。つまり荒木村重の謀反は当時としては常識というか想定内で、バクチをうつといのが武将の本能なのではないか、現代のものさしではかるとわかりかねるところがあるのだが、それを現代人にも合理的にわかるように説明するのが時代劇の宿命なのかもしれない。そうであるから、現代の世相や時代の空気、価値観が反映され、登場人物の価値観が現代人のそれという訳なのだが、多少の違和感が残る。つもり言ってしまえば全て時代劇というのはチョンマゲを付けたサラリーマンかヤクザの現代劇なのである。特に今回の軍師官兵衛は群像激という事で、名作『柳生一族の陰謀』を思い起こしたりもしたが、主人公の官兵衛はこれまで読みの甘さから失敗続きで、いまいち冴えがないあげく、大企業のした下請け会社の課長クラスという感じで、悲哀を感じるのあぁと思っていたところで、あっさり捕まって牢獄に入れられてしまった、この展開は西部劇によくあるなと思っていたところで、buenaに着いた。余談:この雑居ビルにはフルクサスという名前のBARがあって気になっている。いつか行ってみたい。
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2014年05月14日

インテルミラノ

プレミアリーグではアーセナルを応援しているが、心のチームはインテルミラノかもしれない。そのインテルの近年最高の瞬間が1965年以来の2010年のチャピンズリーグ優勝だろう。その時私はヨーロッパにツアーに来ていてパリに居たのだが。。。ブリュッセルへライブに向かう途中だったので、残念ながらその試合中ずっと電車の中だった。試合全部は観れなかったがタクシーの中で少しだけ実況中継を聞き、パリのスポーツバーで放送されている試合模様を少しだけ観る事ができたので、インテリスタとしては誇らしい気持ちになる。しかしインテルの栄光の時はここまででこの後4年でここまで低迷するとはその時の自分はまったく思っていなかった。インテルミラノを好きな理由にマッシモ・モラッティという名物会長の存在がある。彼は11億6千万ユーロを費やしてきたのだ。それでもチャピンオンズリーグの獲得は一度だけで、インテルは近年最も期待はずれな「ビッグクラブ」という称号を長年受けてきた。彼が愛した選手にウルグアイのレコバという選手がいて、怪我ばかりでなかなか本調子にならないのだが、フィットした時のレコバは異次元のプレイをした。レコバとモラッティ会長、私の中ではこの二人がインテルの魂である。レコバは既に引退し、モラッティ会長も遂にお金を使い果たし、去年インドネシアの富豪エリック・トヒル氏にチームを売り、自身は名誉会長となってしまった。まさに時代は巡る。モラッティ会長が去った後、私はチームを応援する事ができるのか不安だったのが、ファン心理というのは面白いもので、会長が変わったからといって応援する気持ちが冷めるという事もなかった。先々週のミラノダービー楽しみにしていたのが、肩すかしをくらったような低調なゲームで、ミランの本田も出場せず、さらにインテルは0-1で敗北と。。スカパーでうつろうつろ観戦していたのだが、一番印象に残ったのがゲーム後の本田のランニング映像という体たらくである。そして先週の今シーズンの締めくくりがキャプテン・サネッティの引退。彼はホームゲームのラストゲームで後半の途中から出場まだまだやれるという事をしめしつつも潔い引き際を見せてくれた。低調なシーズンを象徴するような形になってしまったけど、今は移行の時期という事なのだろう。実際、監督のマッツァーリの戦術も少しずつ浸透しているようにみえるが。。またここに来て、コバチッチなどが輝きだすなど少しは来季に向けて希望はある、今シーズンはほとんど何もないようなシーズンだったけれども来季に期待している。
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2014年01月28日

『カメラを持った男』

熱い!真冬だというのに、精神と渋谷は熱かった。ジガ・ヴェルトフ『カメラを持った男』に音楽を付けるというライブのために、オーディトリウム渋谷で行われているキノトライブに参加した。オーディトリウム渋谷の目の前では、本能でハチきれそうな若者達が坂を登るっていく。この坂の名称はなんというのだろう。クラブエイジアのある坂の事だ。ネットで少し調べたが分からなかった。4つ打ちが路上にまで響き渡り、エロスがにじみ出る俗なる領域の中で映画のオールナイト鑑賞である、これをストイックと呼ばず何をストイックと呼べばいいのだろうか。1本目の上映は『2045 Carnival Folklore』で、この映画まったくのノーマークだったのだが、オープニングロールでT美川の名前がある。何かの冗談かと思ったが本当にあの非常階段の美川さんが出演し、しかもサンラに扮している!!ノイズ愛に溢れた軽妙なギャクを散りばめつつも、シニカルではあるが感動を誘うものもある。横浜が舞台のSFでランドマークタワーが象徴的に使われている。ランドマークタワーとは神奈川出身の人でなければわからないだろう。ラストでは全てをフィードバックさせるだと??この冗談はどくれくらいの人に通じているのかわからないが個人的には一番好きな箇所だった。原発で壊滅後の日本を描くという重いテーマではあるのだが、深刻さよりノイズへの愛と笑いを強く感じてしまうし風刺映画となっていて凄いなと正直思った。ノイズが好きな人はぜひ一度観てみて欲しい。2本目は『ギ・あいうえおス』このタイトルだけではどんな映画が想像も付かなかったが観た後も何がなんだかわからなかった、生のままの現場音がフィールドレコーディングの作品のように響く。夜中の3時に観るには拷問のような退屈が漂うが、インテシティというか見せる強度、出演者のテンションは凄いものがある。意識のはっきりしている時にもう一度観たい。そしていよいよ『カメラを持った男』である。この日はある程度予定を持って演奏に望んだのだが、深夜ゆえか、体があまりにも重い。。明け方のliveとはこのようなものなのか。ギターのサンプルから静かに始めたのだが、エンジンのかかりが早い。そしていつも以上にディストーションの頻度が多かった。流れなどが崩壊し、波のように伸縮するドローンとエレクトリックギターの嵐のようになった。最後の方はまだまだ演奏したい気持ちになったが、それでも65分濃密な時間だった。映像があるとまたそれを観て音から少し逃げる事もできるので、映像付きの長時間のライブというのも面白いかもしれない。フィル・ニブロックもそうだった。次は2時間のライブというの企画してみたいと思った。帰りの電車で酔っていないのは自分だけのような気がした。高円寺の日曜日の朝はどんな感じだろうと期待したが、渋谷とは違い店もしまって静かな朝であった、朝日に照らされるいつもの雨上がりの帰り道が美しい。次の日はなにもできず、夜の11時からのインテルの試合観た。インテリスタにとってはかなり辛いゲーム。ファンである自分でさえ退屈なゲームである最下位のカターニャ相手に1点もとれずにドロー。裏のミランは本田のコーナーから土壇場で逆転しているというのに。ミリートが復帰してからのインテルはパラシオが左サイドに流れる事が多いのだが、ここは長友のエリアでミリート復帰後の長友は窮屈そうだ。右サイドでもゲームが作れていないので、効果的なクロスも長友に来る事もない。スカパーで昔のインテルの試合を企画で放送していて、今の選手層との違いを痛感する。今のインテルはビッグクラブではないのだ。この試合の解説は川勝良一さんだが、この人はインテリスタなんじゃないかと個人的には思っている。この試合でも裏はミランの試合で川勝良一さんの方がセリエAの解説ではエース格なので、本来ならミラン戦の解説をしそうなものだが、インテル戦の解説だった。その川勝も試合の終盤はあきらめモードで、解説も同情している。悲しみのラスト15分だった、何しろ得点の臭いがまったくしない。セードルフが監督に就任したミランにそのうち順位で抜かれるんじゃないかと本気で心配している。次の試合こそ勝利を!!
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2013年07月18日

我思うがゆえに、我聴く ドローン甲子園開幕宣言!!

ブラジル代表の若きスター、ネイマールはコンフェデレーションズカップの決勝戦の後に不可能はないと語った、スペインとの決勝で見せたブラジルの圧倒的なハイプレスを思い出しながら、その日私は高円寺の円盤でASUNA5daysの四日目のライブに来ていた。店内は蒸し暑く、人で溢れかえっていた。朦朧とする頭にアスナのオルガンの音色が水を注ぎ込むように流れてくる。私はネイマールの不可能はないという言葉と同時にフッキの異様なまでの守備での貢献を思い出していた。意識はあらゆる方向に飛んでいき、スペイン人の諦めの早さについて考えを巡らせていた。バイエルンに叩きのめされたバルセロナと、コンフェデレーションズカップでのスペイン代表とが重なりすぎている。決勝も見ていられたのは、後半の2分までで、あとはオマケでしかなかった。オルガンのドローンはエレキギターで作るそれよりも倍音が豊かに含まれているので、ライブ会場の特性から受ける影響がより強いのかもしれない、円盤自体がスピーカーのようになって、目の前の景色が歪んでくる。いいライブのときはビジュアルが見えてくる事がある、幻覚ではなくて、脳が音をなんとか視覚情報として処理したいのではないだろうか。この日はASUNAの前に3本の水の柱のようなものが立っていた、水のようなものは、気の流れかもしれない、下から天井に向かって上昇しては、また下降していく。倍音が最高潮にゆらめき、私の想念の中で冒頭のネイマールの言葉が次のような言葉に変化していくのを感じた、”ドローンに不可能はない、我思うがゆえに、我聴く”。やがて音の方は落ち着き柱もどこかに行ってしまった。残されたのは”ドローンに不可能はない 我思うがゆえに、我聴く”というデカルトとネイマールが奇妙な観念として融合したキャッチフレーズだけだった。私はドローン甲子園の事を考えていた。

ドローン甲子園のアイデアが浮かんだのは、夜中電車で移動している時の事だ、ASUNAを含む我々は神戸でのライブを終え、大阪に向かっていた、途中の甲子園の駅を通過した瞬間にまさにその冗談は生まれたのだ。冗談は時に現実を変えてしまうのだろうか、とにかくドローン甲子園プログラムはこの時に起動しこの現実世界に現れたのだ。吉祥寺のアフリカ大陸でガーナのマッコリを呑みながら、思い出した。その前は吉祥寺の中華街にいた、居酒屋の名前としてはなんて紛らわしいのだろう。アフリカ大陸のTVモニターにはロバート・プラントがアフリカ人のバンドを従えて演奏していた。酒が回りすぎているのか、アフリカ大陸の女主人は体型が完全にアフリカにいる黒人風の日本人だった。次の日は東京湾の上で演奏をしていた。船の中でのライブだ。船のエンジン音がドローンの低域と完全と共鳴している、持続音のの中でカップルは回りに何もないかのようにお互いの体を触りあっていた。移動する船の中から見える東京の夏のネオンやビルの光が演奏のための意識の集中を妨げてしまう。ライブをするよりは聞き手に回りたい気分になった。次の日は名古屋でインド料理を食べ、今度は大学の教室で演奏をしていた。ライブの後の質疑応答では、このような質問を受けた『今日のようなライブにおける、または音楽における、オリジナリティとは何か』私の答えはこうだったのかもしれない、ある種、電子音楽やアンビエントを聴く経験を積まないと、微妙な違いがわからない、しかしもしかしたら、このような電子音楽、あるいはドローンは芸術以前なのかもしれないと最近思うようになったと、芸術とは近代社会の枠組みのひとつである。ドローンは近代から溢れていってしまう、しかしポストモダン以降は近代から漏れる事、もしかしたら、オリジナリティを剥奪されている事こそ芸術なのかもしれない。ヘアスタイルを丸刈りにされ個性を剥奪されなおも白球を炎天下のした追い回す高校球児の姿にアンビエント・ミニマリストの幻影を見、私は共鳴する。

ドローン甲子園! 〜第一回全国高等音渦選手権大会〜
第一試合:白田山高校 vs 水空間学園


■日時: 2013年7月21日(日曜日) 16:00開場/16:30開演

■会場: 石川県金沢市 金沢アートグミ

■出場選手:
CHIHEI HATAKEYAMA
SHELLING
ASUNA
MUSIKA-NT
KAITSUBU
2o2
KM:
SLEEPLAND
DRINGE AUGH

■値段: 2000円 / 学生・会員 1500円

■チケット予約: (windowofacloudyday@gmail.com) (080-4259-5823)

http://d.hatena.ne.jp/cloudyday/20130721


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2013年07月11日

alone by the 六本木

3年前の猛暑の夏の記憶などもうないが、今年はとにかく暑い。昨日のライブでも自分の出番で、思い切ってエアコンをきってもらってじっとりした中で演奏を聞いてもらおうかと思ったが、さすがにそれでは、苦痛を与えかねないと思って断念。ただエレキギターで作るドローンのアンビエンスは地下や湿気に凄くあうんじゃないかと前回の神戸で思った。昨日のライブの前半のギタードローンに、別のギターフレーズを載せる原案は神戸のスペースオーでのリハーサルで作ったもので、しかし皮肉なもので、そのリハーサルのテイクを一番良かった気がする。それをもう一度再現しようと思っても同じ場所、同じ時、同じ雰囲気でなければ再現できないものなのか、それとも再現しようという行為が間違っているのか。これは良く聞く話だが、有名なバンドでもデモの方が良かったとか。。そういうのはもしかしたら思い込みなのかもしれないが、人生全てが思い込みとも言えるので、なんとも言えない。しかし確実に記憶に残り続けるのはあの日のリハーサルの音であり、しばらくはもう一度あの奇跡を求めてしまうのだろうか。ライブを終え、スーデラとの清算を終え会場に戻ってみると、夜遅い事もあり、ほとんどの人が帰ってしまっていて、物販の担当の子も帰り支度を終えてるではないか、今日は打ち上げはしないのかいと聞くと平日だから、みんな帰ったという、それももっともな事なので、なんとも思わないが、ライブを終えて一人で帰るのは寂しいもんだなぁ。。。まさにalone by 六本木。

※文体的にお礼が書きづらいので、昨日ご来場して頂いた方ありがとうございました!!

photo by enzo

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2013年07月04日

名古屋、神戸ツアー

ここはどこだろうか。二日酔いと寝不足で頭が割れそうだった。館内放送で9時に起床とやかましい。薄暗いの大広間で、四方を囲む壁は茶色く爛れてみえる。棺桶のような台をベッド変わりに、それが100台くらいあるだろうか。それでも寝れるだけましかなと、思いつつ、昨日の夜温泉に入った後にここに辿りついたのを思い出す。遠くに満月をみながら、深夜2時から温泉に入ったのだった。ここは名古屋の健康ランドだった。およそ21世紀という事が信じられないような、うさん臭い真っ赤で巨大なシーサーに迎えられて、所々電灯の切れている、昭和風の温泉街風のネオンに迎えられ、大衆演劇の大量のポスターに、怖じ気づきながら、我々はどこか未知の戦闘領域に迷い込んでしまった小部隊のように、健康ランドのカウンターに立っていた。電話で確認した料金よりさらに安く泊まれる事になった、これがツアー第一夜の寝床を確保した瞬間である。名古屋を後にし、我々は車で四日市から奈良、滋賀の山の中を突っ切る新名神高速道路を走って神戸に向かっていた。こんな道路がもし戦国時代にあったなら、関ヶ原の戦いはまったく違う場所が戦場になっただろうし、壬申の乱もまた違った様相になったんだろう。人間の壮大さと歴史に思いを馳せつつあった。そして今回のツアーでは音楽の”形式”と”内容”が思考のテーマだった。ベケットの言葉で、"「形式が内容」であり「内容が形式」"ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』というこの有名な一節が頭の中で何度もグルグルと回っていて、長良川を渡ったあたりで、神戸でのライブのアイデアが浮かんだのだった。"「形式が内容」であり「内容が形式」"であるドローンに向けて思考の最初のきっかけを得たようなそんな感じがした。神戸に着いてすぐに会場入りし、恐らく1時間以上綿密なリハーサルの時間を過ごした。いくつかのパートに分かれたドローンの素材を自在に時間の流れを横糸し、同時にいくつかの音素材を響かせる事を縦糸にし、フィードバックを頻繁に挟んだ迷宮のようなドローンこれがその日辿り着いたアイデアだった。ブロック分けされた素材が忘れていた記憶が蘇った時のように、終わりも始まりもなく、現れる。私はこれをライブ版"Alone By the Sea"と取りあえず名付けてみる事にした。神戸でのライブではそこにエレクトリックギターでその場でいくつかのループを作り、執拗に繰り返される似たようなメロディをさらに加えた、ライブでしか出来ない事、ライブでやるべきというのが自分の信条で、音楽を聴くというよりも体で体験するといったそういった状態に持っていければとは思った。今度の7月10日のリリースパーティーでもこのライブ版"Alone By the Sea"をさらにブラシアップさせて上演する予定。
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2013年07月02日

春夏秋冬に思う。

此のところの蒸し暑さがまだ目新しいからだろうか、これまであれほど忌み嫌っていた暑さが何故か今年は気持ちがいい。これから長い夏に向けて、多分またウンザリしてくるだろうけど、今はこの暑さと湿気を楽しむとしようと思いつつ、冬を思い出したりして、時間の経過の早さにウンザリする。これまで作曲するようになってからは秋から冬にかけての季節が好きだった、今でも冬は好きだ。そして、秋も春も。。そうするといつでもいいじゃないかと自分にツッコミたくなる。もう少し張り下げてみると、季節の変わり目、例えば11月とか、3月とか,そういう曖昧な時期が好きなのかもしれないと思いつつ6月はなんだったのかと思うと、梅雨じゃないか。。しかし梅雨ってなんだ、夏なのか、春なのか。。つまり日本の四季折々の美しさ云々は語られる事が多いが、四季に入らない6月ってなんなだろうといところで、ドローンって音楽はなんだろうかと考えてみる。音楽の3大要素はよく、メロディ、ハーモニー、リズムというふうに教えられる事が多い、それが見事に欠落している純粋ドローンの立場って梅雨に似てるなと思ったという所で今日は筆を休めます。
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2013年02月07日

Returnig

最新作『bare strata』の2曲目の曲名「Returnig」ご存知の方も多いと思うが、ブライアン・イーノ名作『Apollo』の中の曲である。私が一番好きな曲で、あまりにも烏滸がましいのだが、オマージュとして同名に名付けた。ドローンとは言ってみれば永遠に同じような音が流れている訳で常に帰っているとも解釈できるのではないかとか、そういう意味もこめたけど、もっとシンプルに帰るという行為と帰る場所があることはとても幸せだなといつも思う。『Apollo』の方は月から地球に帰ってくるわけだけど、そんなに壮大な帰還でもなく、旅からの帰りでも、会社からのけりでも、現実世界ではなく、精神の回帰でも、東洋の思想では死も回帰となる訳で、あらゆる回帰の意味を曲名に込めた。

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-bare strata RELEASE PARTY-
■日時:2013年2月9日(土)
Open 18:30 / Start 19:30
■料金:
予約 2,000円 
当日 2,500円 (共にドリンク代別)
■出演:
Chihei Hatakeyama
mergrim x kazuyamatsumoto
neohachi
satomimagae
■会場: SOUP (Ochiai)

http://chiheihatakeyama.whereabouts-records.com/2013_live01.html
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2013年01月30日

北九州ツアー

夜のフライトの羽田空港に向かう前に時間があったので映画『おとうと』を観たのがまずかった。山田洋次監督なので、泣かせ方が半端じゃなく、常にジャブを打たれ、時にフックやストレートくらうように、クライマックスまで泣かされっぱなしだった。中盤の吉永小百合が新幹線で大阪に向かうシーンが何故だが凄く泣けて。。。夜のフライトは初めてで、でも雲一つない、いい天気で、夜の日本列島の上空を眺めながら、日本の夜の明るさとか電力会社の事を考えていたら、見なれた地形が目に入り三方が世間に囲まれ、残る一方が海というあれは鎌倉、視線を左に寄せると江ノ島が見えるこうやって故郷の上を飛びながら、『おとうと』を思い出してまた飛行機で感傷に耽ってしまい切ない気持ちで北九州に向かったのだった。

北九州空港では丸さんと奥さんが迎えに来てくれていて、車で丸さんの家に向かうまではタイとフィルピンの音楽が流れていて、異国感が尋常ではなく、ここがどこだが分からなくなる。夜の9時くらいから飲み始めて、ビールかなりの本数とワイン二本、日本酒一本という凄まじいエネルギーで話しまくりながら夜の3時まで飲んでいたが、不思議と次の日は二日酔いではなかった。泥酔した中でゴヤの話が出て来て、九州で70歳を過ぎて売れるようになった女の画家の話が印象的だった。次の日は昼の12時から開場に入って機材の確認などをしながら、余った時間でまた一人で立ち飲み屋で飲んでしまった。ライブの時間までは結構時間があったので、一旦ライブ終了までは酒を控えた。ライブの方はお客さんの熱気も自分を後押してして、自分も何故だがドローンに餓えた室町時代からやってきたような人になった気持ちで、つまり初心に戻ってクリアな心で演奏ができた。このところライブのセットにムーガフーガのフィルターを加えたのだが、やっとなじむようになってきて、この日はカットオフとレゾナンスが容赦なく、会場のギャラリーソープの木造建築と共鳴して、箱全体がスピーカーにようになってとにかく音が洪水のようになっていた。最後はお約束のフィードバックでノイズになって爆音祭りだったけれど、これがエレクトニクスミュージックの醍醐味だったんじゃないかと思った。

次の日は帰る日で、東京は大雪で小倉は晴天で暖かく、前夜の打ち上げで焼酎をストレートでゴボゴボ呑んでしまっていたので、ボロボロの二日酔いのまま、海辺の回転寿し屋で、昼間からまた呑み始めて、今日は飛行機は飛ばないだろうからもう呑んでしまおうと思ってホロ酔い気分で空港に行ったら、自分のフライトだけ飛ぶので腰を抜かしそうになった。その前の便、その後の便も欠航なので、どうにかしてるなと思いながら、待ち合いの時間で、もっと酔っぱらってしまおうと思ってまた缶ビールを呑んでいた。悪天候で気流が悪かったので、特に関東上空では機体が上下左右に揺れまくるので子供が泣き出す始末の中、酔いで不安になるかと思いきや、不安の方が先行して冷静になるらしい、着地の時も斜めに成りながら雪の滑走路に突っ込むので本当に大丈夫かと思ったが大丈夫だった。
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2013年01月28日

平清盛

去年の大河ドラマの『平清盛』を録画して保存してあったので、10月くらいからの放送分を一気に観た。確実に言える事は低視聴率ではあったが中身はなかなか濃いもので、一昨年前の『江』と比べたら雲泥の差だと思う。清盛及び平家の最後があまりにも、あっけないし、主人公なのに最後は悪役という10月からの放送分はそれまでの放送に比べると多少違和感というか奇異に感じた。自分自身を含め、どうしても源氏に肩入れしながら観てしまうのではないか。10月からの放送分は頼朝の成長譚であったように思う、何故なら一番感動したシーンは頼朝が政子にプロポーズする回だったから。それまでの放送では特に連綿と繋がる愛憎入り交じる親子関係が主題になっていて、清盛も、そのライバルの義朝も父親を乗り越え成長したのだが、清盛の息子達は遂に父を超えられず、父を乗り越えた(清盛という架空の父も含む)頼朝勝利でドラマが終わるというねじくれた最終回はあまり感動できなかった。
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2012年12月19日

şafak

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開催日時
2013年1月13(祝前・日) 17:00 ~ 22:30
開催場所
小倉 GALLERY SOAP : : :北九州市小倉北区鍛冶町1-8-23 2F
入場料金
当日 : 1500円 + 500円(1ドリンクオーダー)
出演者
LIVE : Chihei Hatakeyama PA : Tropical Chest Hairrrs
DJ : SHUHEI, ASM5GD, KT
SHOP : np shop(Tシャツ他雑貨), 反転地, anamon(本販売), SPITAL(CD販売)

http://experimence.jp/party/2012-1-13-gallery-soap/
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2012年11月13日

CDの棚

このところ毎日部屋に入ると思う事がある。それはCDの棚が整然としてないと言う事だったりする。横になって積み上げられていたり、縦置きになっていたりとやたらと乱雑なので、いつか整理したいと思いつつ、半年以上が過ぎさらなるカオス状態になっているので、今日は意を決して片付けようとという気に何故かなったのだが、棚の前で呆然としてしまう。CDの棚として使用している本棚は厚さがあるので、CDを奥と手前の二段でしまえる当然奥の方は見えないし、取り出しにくいのであまり聞かないCDを入れるのだが、これの選別が難しい!!もしかしたら、聞くのじゃないかと、まだこのCD買ったばかりだしとか、色々な想念が頭を混乱させる、そして整理するために選んだBGMがモートン・フェルドマンのピアノ曲だったので、どんどんどうでもよくなっていく。延々と続く単調なピアノとどのCDを前にするかという事を一所懸命考える無駄な時間。そこでBGMをケンイケダさんの『Kosame』に変更。すると作業は一気に進んで行く!!よくわからないCDはとりあえずダンボールにしまっておこうという新しい解決方法も見つけたので、さらにスピードアップ。やはり忙しない音楽は作業にいいのかな。一気にCD棚の整理が終わったので相当に気分が良くなって今このブログを書いています。
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2012年09月09日

殿塚・姫塚

千葉県芝山市にある芝山古墳群に先月行ってきた。8月の行楽シーズンだというのに、芝山に向かう高速道路はガラガラであった。前にいく車はなく、車内はレッド・ツェッペリンの『天国への階段』である。これ以上古墳に向かうBGMで最適なものもそうそうないだろう。目当ての古墳は『殿塚・姫塚』という二機の古墳であるが、まずはそこで出土した埴輪が展示してある『はにわ博物館』に向かった。この博物館も相当に寂れていて、1時間ほど滞在したがその間のお客さんはほとんどいなかった。『殿塚・姫塚』は国道から、少し入ったところにあって、細い道を過ぎた林の中に佇んでいた。以下はその写真。まずは『姫塚』。

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そして、その隣の『殿塚』

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これは『殿塚』に上って撮った写真。

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最後はそこから空を撮ってみた。

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『殿塚・姫塚』と言っても夫婦の墓ではなく、親子2代の墓ではないかと推測されている。ここから出土した埴輪は奇妙な形の帽子を冠っていて、モンゴルの帽子のようでもあり、当時の千葉県の支配者階級がどういう
人達であったのかと興味深いものがある。


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