今年こそはモーリニョ監督の元、ベスト8くらいはいくのではないかと期待していたのだが。対戦相手が悪かった。前回優勝のマンチェスターユナイテッドとの対戦は何度か見直したが力の差が出てしまった形の敗退であった。セカンドレグに置いて、モーリニョは普段の4−3−1−2ではなく、右にスタンコビッチ、左にバロテッリを置く、変則的な4−3−3の布陣で臨み、MFにはムンタリではなく、ビィエラが先発した。これがうまく機能しなかったのは結果がしめす通り。この布陣は現代のサッカーにおいていかにサイドの主導権が重要かを認識させるのに十分だったと言える。右サイドでは対面するマンUの選手はルーニーと左サイドバックのエブラに蹂躙された。特筆すべきはルーニーの運動量で前後半を通じて、インテルの攻撃の核である右サイドバックのマイコンを封じ込めるのに成功していた。さらにはマンUの2点目はそのマイコンと体面するルーニーのセンタリングからの得点であった。左サイドでは若いサントンがクリスチャーノ・ロナウドを止めるのに苦戦していたが、MFサネッティのヘルプもあり持ちこたえていたのだが、インテルのMFサネッティとビィエラがサイドバックのヘルプにいくために空くスペースをうまくギグスに使われて再三ピンチを招いていた。これは完全に戦略的に失敗と言わざるを得ないが、他にマンUの攻撃力を封じる手があったのかどうかというと疑問だ。つまりモーリニョは持てる戦力の最大限の力を引き出したにも関わらず2−0というスコアで敗れるてしまったのだ。つまるところ総合力の差なのではあるが、特に顕著なのは得点への道筋の少なさとモリーニョも指摘した身長、つまりフィジカルという事になるのだろうか。しかし一番残念だったのはインテルのゴールがなかったことだろう。この他の試合ではユーベ対チェルシー、ネドベドの負傷とデル・ピエロの奮闘、イアキンタのゴール、ジョビンコの躍動等、見所は多かった。これで、イタリア勢もすべて敗退してしまい、去年と変わらぬベスト8の半分がイングランド勢になってしまった。ビジャレアルに期待したい。そしてインテル敗退の傷を癒すため?私は一人会津へと向かったのだった。会津へは、新幹線等という高級な列車は使わずに、各駅停車で、しかも会津鉄道という浅草から東武線直通のマニアックな路線で7時間もかけて旅を満喫した。雪が残るブナの原生林と絶壁の崖と川を走る会津鉄道は衝撃的だった。間違いなくこれまでで一番美しい電車だった。インテルのことはとりあえず忘れつつ会津でopitopeの伊達さんと再会を果たした。伊達さんは相変わらずのハイテンションで、すぐに地元の名物のワッパ飯を食わせてくれた。そして100カ所以上の温泉を巡ったと豪語しつつ、その中でも今回の旅にベストな秘湯に案内し、そこで温泉に入りつつ、セッションし、寝て、また起きてセッションし温泉に入り、酒を飲み、よくわからいまま、次の日になり、ピザを食いにいった。本来ならその日の午後に帰る予定だったのだが、折角会津に来たのだからということで、もう一泊することにし、その夜は会津の飲み屋を満喫した。
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